2010年07月18日
せい、す、けん、かん
もう続けて2年ほどになるのですが、弊社では朝の朝礼時に、いいなと思った本を社員みんなと輪読しています。
今まで何冊かの本を読んで来ましたが、その中でも2回、3回と読み続けている本があります。
私自身が尊敬してやまないヤマト運輸元社長の故・小倉昌男氏の「やればわかる やればできる」という本なのですが、これはオススメです。
というか、オススメというと私の主観が思いっきり入っているかもしれませんので、私がとても共感する本といったほうがいいでしょうか。
宅急便ビジネスを始めてからの小倉氏が、ヤマト社員に向けて書かれた社内報の記事が短く、そして読みやすく書かれています。
中には30年ほど前に書かれたものもあるのですが、今の時代でも内容が全然色あせていない。
むしろ、私がまだ学生の時代、世がバブルに向おうとする時代にこのような誠実な考えを貫徹されていたことに感動してしまいます。
ここでふと、考えてみました。
私はどのような経営に共感してきたのか。
若い頃というのは、頭がよくって、おもしろいビジネスモデルを考えて・・・、みたいな経営をされている会社に意識がいっていたように思います。
もちろんこれらは、経営を進めていく上でとても大事なことのひとつだと思います。
でも、それらだけではなかなかうまくいかない。
今の私にとってもっと大事なことは、次の4つかな。
1)誠実なこと
2)素直なこと
3)謙虚なこと
4)そして感謝の気持ち
経営というのは、頭だけでするものではなく、まず心でするものだと今は思います。
えっ、昔そんなこと言ってなかったって!?
いや、でも今、本当にそう思うんです。
そして実感するんです。
カレーハウスチェーンのCoCo壱番屋さんのモットーは「ニコ キビ ハキ」だそうです。
うちもこれをならって「せい、す、けん、かん」
うん。これをモットーにしよう!